再生医療のひとつPRP療法とは
再生医療とは自己細胞を用いた医療の事です。
種々の臓器・組織が病気・怪我でその機能を損失した時に、組織や細胞を移植する事でこれを再生するのです。
PRP療法は様々な再生医療の中の一つで、医療関係の公的な組織に認められた治療方法です。
PRPとは血小板を高濃度に含んだ血漿の事で、これには種々の成長因子が含まれており、損傷している組織に注射する事で体の自然治癒力を活性化させて治癒・再生速度をあげます。
このPRPは患者本人の血液から作られたものを本人の損傷部分に注射するためアレルギーや感染の心配がなく安心です。
PRPを作るには患者本人から採取した血液と専用に設計された装置が使われます。
この装置では従来法より濃縮度がたかく、分離は20分程度で完了し、また分離されたPRPは注射器に自動注入され清潔です。
患部は局所を詳細に観察できる超音波と、客観的に観察するのに適したMRIを同期表示させる事により高精度の画像診断を行う事ができ、PRPを安全に注射できます。
PRP療法は自分の血液成分だけを使用した療法なので免疫不全が起こらず安心です。